事業を「理念を実現するための具体的な手段」と位置づけて取り組んでいます。

誰に何を届けるか

理念を実現するために、次の3つの「対象者 × 内容」に取り組んでいます。

対人援助職のみなさま × 性の話題と向き合うアティチュード(態度)
(プロジェクト名:アティチュード向上プロジェクト)

性について体系的な学びの経験が無くても、仕事の現場で性に関する話題が出ることはあります。そんな場面で役に立つ態度についての話題をお届けします。知識を体系的にイチから学ぶのには時間がかかりますが、態度はトレーニング次第で身に着けることができます。態度が変われば実践も必ず変わります。

性教育に取り組むみなさま × 「尊厳」「権利と責任」などのキーワード
(プロジェクト名:性教育に尊厳と権利の話題を!プロジェクト)

性の健康イニシアチブは、性教育のゴールを「自立した主体者を育てること」だと考えています。そのゴールを達成するために必要なキーワードや、包括的セクシュアリティ教育に関する基本的な理解と『国際セクシュアリティ教育ガイダンス』の読み解き方をお知らせします。

すべての生活者のみなさま × 健康的な人間関係の合言葉「私もOK、あなたもOK」
(プロジェクト名:「私もOK、あなたもOK」プロジェクト)

「性の健康」とは、性的な(セクシュアルな)話題であるだけでなく、突き詰めれば人と人とのコミュニケーション=関係性の問題であり、自分と相手がどんな関係を持ちたいかという主体性の問題に行き着きます。自分も相手も我慢や違和感なく付き合い続けるための人間関係について取り上げています。

どうやって届けるか

上記の3つのメッセージを届けるための手法として、次のような手法を採用しています。

書籍の刊行・販売

性の健康と権利について知りたい時にオススメの、オリジナル書籍の刊行や、他の出版社からの既刊本の販売などを行っています。

 ワークショップの開催

各プロジェクトがワークショップ型の研修やイベント、双方向性のある参加型イベントなどを行っています。

イベントの開催

オンライン形式のイベントや会場での対面イベントを実施しています。

各種ツール等の開発・販売等

ステッカーやボードゲーム、カードゲームをはじめとした学びのためのツールを開発・販売しています。

ザ・サードプレイスの設置

学校を卒業した後の年齢の大人が、気軽に、茶化し無しで、性の話ができる、家でも職場でもない第3の居場所を創っています。